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暁のヨナ

暁のヨナ  第142話

投稿日:2017年6月5日 更新日:

第142話 集結する波

*ネタバレ・画像バレがあります。お気を付けください

 

 

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前回のお話はこちら。

第141話 威

 

 

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反戦派の面々が

コウレンの滞在する屋敷へ押し寄せてきた。

 

 

タオの解放を訴える神官ゴビを筆頭とした反戦派は

止めに来たネグロとヨタカと屋敷の前で言い合いになる。

 

 

味方を切りつけたということを聞いたという神官ゴビは

兵や民は五星である二人やコウレンに怯えているそうではないか、

いずれ神は横暴なお前たちに罰を与えるぞ、と息巻く。

 

カッとなって詰め寄る二人に

 

「下がれ

ヨタカ、ネグロ」

 

そう言って現れたのはコウレン。

 

 

 

共に戦う気にでもなったか?と言うコウレンに

神官は国王が危篤なので穹城へ戻るようにと話す。

 

 

神官の言うことが嘘か真かわからない、と答えるコウレンに

 

偽りを言うはずがない、

戦を止めて早く国王のもとへ、と訴える神官。

 

 

 

敵ももうじきここへ来るから

放り出すわけにはいかないというコウレンに

 

一年前に国王が病に臥せってから

コウレンは国王に代わり政のすべてを取り仕切ってきた、

まるでもう王にでもなったかのように。

 

真国の神官として

国王にタオこそ神に選ばれた次期真国王だと

国王に伝えた、

 

タオは真国に愛と平和をもたらすが

国王とコウレンは神の声に聞く耳を持たず、

自分の憎しみを晴らすために

民を地獄へと道連れに・・・

 

 

 

そう訴える神官に

コウレンは

 

「わかっている」

 

 

 

 

タオを見縊るな、

タオは自分よりも頑固で慎重。

 

 

タオがなぜ自分にすり寄る神官たちから離れ、

アルギラやヴォルドなど数人のみを連れて

独自で動いていたかを

神に教えてもらったらどうだ?

 

そう話すコウレン。

 

 

 

 

「お、高華国軍が」

 

コウレンが言うと慌てる神官。

 

 

 

穹城へ帰るのは神官たち。

スウォンはイルのように情け深くない。

 

首を城門に投げ入れられる前に

この場から逃げたほうがいい

17年前の戦で離島に逃げたときのように。

 

 

 

そう言い残し、

コウレンは去っていく。

 

 

 

 

ネグロは

 

平和と愛を謳いながら

血も流さず、責任も取らず、

権力者の甘い汁を吸っているだけの神官たちは虫が好きではない。

 

 

 

そうヨタカに話しているそばで

ヨタカはジェハにもらった美容薬を塗っていた。

 

 

「・・・高華国の薬は

なかなかよく効く」

 

 

 

自由なヨタカに

せめてヴォルドがいてくれたら・・・と、ぼやくネグロ。

 

コウレンに取り立ててもらった恩を忘れた愚か者のことは言うな、と

たしなめるヨタカに

 

 

ヴォルドとアルギラは派閥が分かれる前から

タオを慕っていて引き止める隙もなく去って行った

 

反戦派は民を道連れに滅びるつもりか、とコウレンを罵るが

ネグロはそうは思わない、と言う。

 

 

 

たった10歳の姫が

斬られた民の首を抱きしめて

 

勝つためにこの17年間

自分の幸せも求めずに闘ってきた。

 

五星もバラバラになり、

今更、後戻りも出来ない。

 

 

「どこにも行かないよな?」

 

 

そうヨタカに問うネグロ。

 

 

 

「・・・行くところもない

 

たぶんミザリもな」

 

 

そう答えるヨタカ。

 

 

 

どんな未来になっても

自分たちだけはコウレンのそばに

 

 

そう話す二人。

 

 

 

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父が危篤であることをタオに伝えるコウレン。

 

そして、

ヨナは戻ると思うか?と言うコウレンに

 

「・・はい」と答えるタオ。

 

 

タオはスウォンを悪鬼だと思っていない。

 

自分はイルを殺したのがスウォンだと知り、

やはりユホンの息子だと

憎しみが深くなった。

 

 

でもヨナから感じたのは

憎しみよりも

仲間を救いたいという想い。

 

 

どうしたらヨナのように生きられるのか

 

ミザリが言っていたような

何人いてもあっという間に死ぬ、

 

自分の生きてきた道は

決してそんな戦をするために歩いてきたわけではない。

 

 

けれどもう戻れない、

 

 

そう、思うコウレン。

 

 

 

 

タオを解放することにしたコウレン。

 

国王のもとへ戻るように言うコウレン。

 

ヨナが出て行って10日以上経つので

ヨナはもう死んだ。

 

これ以上待てない、ということ。

 

 

そして自分はここでスウォンを中央で迎え撃つ。

 

この戦を始めた責任を必ず果たす。

 

 

そうタオに告げる。

 

 

 

四龍を解放してほしいと訴えるタオに

四龍はまだ利用価値があるとし、

ネグロに連れて行くように命じる。

 

 

コウレンを呼ぶタオの視界の先に

光るものが現れる。

 

 

 

 

風の部族の野営地では

テウがハクに風牙の都へ帰ってくることを訊ねていた。

 

何も答えないハクに

テウは帰ってきても見つからないように守るから、と話していると

 

 

馬の蹄の音が・・・・・

 

 

 

 

そこにはアルギラとヨナの姿があった。

 

 

 

 

疲れ果てていたヨナだが

駆け寄ったハクが目の前にいることに気が付き

我に返る。

 

 

コウレンを探すが

今屋敷にいるとハクが言うと

 

すぐに行かないといけない、と

スウォンに会ったこと、

条件付きだが会談を開くと約束をしたことを説明する。

 

 

コウレンが受け入れないと戦になるので

急がないと、と言い

コウレンのもとへと向かおうとする。

 

 

「ハク様!」と追いかけてくるテウに

 

空の部族軍が到着したら・・・・

 

「わかってる、

戦には参加しないんだよな」

そう言うテウに

 

風の部族を守ることを考えろ、

真国の戦意を喪失させただけでもう充分だ、と伝えるハク。

 

 

 

 

 

コウレンのもとへ急ぐヨナを

神官が引き止める。

 

コウレンは休息を取ると言っていたから

明朝にしたほうがいい、と進言するが

 

ハクが冷静に

コウレンのところへ行くとマズイことでもあるのか?

と問う。

 

 

その時の動揺した隙をついて

ヨナは走り出す。

 

 

 

 

 

 

コウレンの屋敷に着いたヨナたちは

倒れている見張りの兵を見つける。

 

 

様子のおかしい屋敷の扉を開けた先にいたのは

コウレンを守るように弓で射抜かれたネグロだった。

 

 

 

 

 

 

 

<感想>

なんだかいろいろなことがオーバーラップしますが

今の真国の状態が

以前の高華国だったように感じます。

 

 

イルを国王に立てようとした怪しい神官がいたから

ユホンは神官を追放したのかな、とか

 

ユホンはイルの柔らかい雰囲気の中にも

通った芯を感じたからこそ

イルが国王になった事も受け入れたのかな、とか

 

イルはただの臆病な王ではなかったんだろうな、

そこにはしっかりとした信念というか想いがあったからこその

あの治世だったのかな、とか

 

見えてきているように思います。

 

 

争いは勝ったほうが正義になってしまうところがありますが

それぞれの考えや想いがあって

必ずしもどちらだけが正しいとも言えない・・・・

 

人間関係って、

人って、難しい・・・・

 

なんてことも考えました。

 

 

 

そして、何より切なかったのが

テウにもう自分は風の部族を出た、と告げたハク。

 

 

少しネタバレになりますが

将軍になってからも

里帰りを期待したテウ達風の部族にとって

またしても求めたハクは

帰りを願ってやまないハクは

帰って来ない・・・・・

 

あんなに、

自分たちのてっぺんはハクで

王命に背いてもハクに従った風の部族の人たちが

切ない・・・・・

 

画像は3カット、と

わたしの中で勝手に決めているのですが

ちょっとたまらないので

もうひとつだけ・・・・

 

もうこれに、

いろんな想いが見えてたまらないです。

 

 

 

何もかも落ち着いたら

四龍のみんなもユンもついでにイクスもみんな、

風の部族で暮らしたらいいのに。

 

みんなみんな、家族です・・・!!!

 

 

と、心が痛くなりました。

 

 

 

 

 

次回は1回お休みで

7月5日です。

 

 

あぁぁぁああ・・・・1か月は長いです・・・・・

 

 

 

 

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次回のお話はこちら。

第143話 この身は不撓

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