暁のヨナ 第143話

第143話　この身は不撓

＊ネタバレ・画像バレがあります。お気を付けください。

 

 

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前回のお話はこちら。

⇒第142話　集結する波

 

 

 

 

まだ幼いコウレンは

民の首を拾って歩いていた。

 

 

うつろな目で首を拾って歩くコウレン。

 

 

そんなコウレンを大人たちは恐れた。

 

 

 

 

そうしているコウレンがネグロを見つけ、

 

「首が・・・・ある・・・・」

 

 

 

「・・・はい、生きております・・・・」

 

そう答えたネグロを抱きかかえて

コウレンは安堵の声を上げて泣きじゃくった。

 

 

 

 

このことはネグロ以外誰も知らない。

 

 

 

 

そして、ネグロは

この身を生涯

この少女のために捧げようと誓う。

 

 

 

 

 

 

ネグロがコウレンを守り、

矢を受けている場に駆け付けたヨナたち。

 

 

タオのもとへ行こうとするヨナたちにも

矢が多数飛んでくる。

 

 

ヨナを守り、その矢を受けるハク。

 

慌てるヨナに

「掠り傷です・・」

と答えるハク。

 

 

 

ネグロはそのときにもコウレンをその身で守り、

矢を無数身体に受けていた。

 

 

 

「・・・ご無事ですか・・・殿下・・・」

 

と言うネグロに

コウレンは茫然と

 

「・・問題ない」

と答える。

 

 

 

敵は複数、

コウレンを狙っているのでそばを離れないでください

と伝えるネグロに

 

スウォンの刺客かと言うコウレン。

 

 

 

それは違う！とヨナは否定し、

スウォンが戦ではなく、まず会談を開くと約束をしてきたことを伝える。

 

 

スウォンを説き伏せたヨナに驚くコウレン。

 

 

 

コウレンはハクが傷を受け、弓を撃てる状態ではないヨナに

弓をよこせ！と言う。

 

 

ヨナの弓を受け取ったコウレンは

刺客へ弓を構えると

ネグロが前へ出てくる。

 

 

 

「この身は貴方のは盾」

「存分に！！」

とコウレンの前へ立つ。

 

 

「この身はもはやただの木偶・・・

どうか・・・お使いください」

そう申し出るネグロ。

 

 

 

この身は不撓。

主の前で

敵に膝は折らぬ

 

 

 

ネグロはその覚悟でコウレンの盾として前へ立つ。

 

 

 

そんなネグロにコウレンは

「来世で逢おう」

 

そう伝えて弓を放っていく。

 

 

 

 

どれだけ矢を受けても

倒れないネグロ。

 

 

そんなネグロの後ろで首をもたげるコウレン。

 

 

 

そこにまた矢が飛んできて

ヨナは「コウレン姫！！」と叫び、

コウレンは振り返る。

 

 

 

 

 

 

牢では

シンアが牢へ誰かが近づいてくることに気が付く。

 

 

ミザリの牢の前で

五星のミザリか？と尋ねる黒装束の人物たち。

 

「・・・はい」

と答えるミザリに矢を放つ。

 

 

牢の中で倒れるミザリ。

 

 

驚くユンが

「ミザリ！？」と声を上げるが

 

あっちは只の囚人だから構うな

殺すのはネグロ、ヨタカ、ミザリの3人だ

 

そう話す黒装束の刺客たち。

 

 

 

ネグロ、ヨタカはコウレンのそばにいる可能性が高い、

だとすれば先に入ったものがコウレンと共に殺したはずだ、

 

ゴビ神官のご命令だ、

タオ姫を連れ出すぞ、

 

 

そんな会話に

ユンは

「どういうこと！？」と言うと、

 

 

横暴なコウレンが死に

タオが玉座に座ることになる、

反戦派の功績により、

 

そう得意げに話す刺客たち。

 

 

 

それを聞いたミザリは

 

コウレンが反戦派にやられるわけがない！

ネグロもヨタカも負けない！

 

高華国が迫ってきているのに王位争いなんて意味がない！

そんな元気があるなら一人でも多く戦場で・・！！！

 

そう叫ぶ。

 

 

 

 

まだ元気のあるミザリに

さらに矢を射ようとする刺客に

キジャが止めに入る。

 

 

能力を使い牢を破壊したキジャに

高華国の化け物か？と刺客たちが動揺を見せる。

 

 

キジャはミザリの牢も破壊し、

「行け！主のもとへ」

とミザリヘ言い、

 

ミザリは駆け出す。

 

 

 

ミザリを追う刺客たちと

キジャを捕らえようとする刺客たち。

 

キジャは回復もままならないうちに能力を使って

立ちくらみで倒れる。

 

 

 

その刺客の前に立ち、

目隠しを外したシンア。

 

目の力で次々と倒れていく刺客たち。

 

 

 

「青龍、麻痺返しは？」と聞くゼノに

 

「腕が・・・少し

でも足は動く」

シンアはそう答え、

 

 

ヨナのために暴れないようにしてたけど・・・

嫌な感じがする。

 

そう話し、

 

 

「もう動いてもいいよね？」

 

と言う。

 

 

 

 

 

 

 

＜感想＞

もう・・・・なんだか怖い展開になってきましたね。

 

怪しいと思っていた神官はやっぱり真っ黒で

 

そこはまぁいいとしても

ハクも矢を受けてしまったし、

致命傷・・・・とまではいかなくても

元気にまた動けるようになっていってくれるでしょうか？

 

ミンスのときのこともあるし・・・・

 

そして、腹ヘリさんたちもまだまだ回復していないし、

短命の龍さんたちはぜひとも力は温存しておいていただきたいですし、

シンアなんてもう心配。

 

 

それから、真国の今は、なんとなくジュナム王～イル王時代のことが

繰り返されている？かのような争いに見えてきます。

 

四龍の力が元の争いとかも

昔にもあったとありましたし、

そこもまた繰り返されているような・・・・

 

歴史は繰り返す、と言われていますが

ぜひとも流れは良き方に流れを変えて行ってもらいたいものです。

 

 

 

そして！

24巻が8月18日に発売決定とのこと！

夏の楽しみが出来ますね♪

 

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今回はサイン会もとのことです。

大阪！

詳しくは次号だそうですので続報を待ちたいですね。

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それからそれから！

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ヨナは18号、19号と前編後編での2号連続です！

 

エピソードは斉国編。

 

これは・・・風の部族も出てくるし、

リリも出てくるし、

ハクとヨナのエピソードもありますし、

ハクと腹ヘリたちとのエピソードやら

いろいろ見どころ満載ですね＾＾

 

楽しみいっぱいです♪

 

 

 

 

次回のお話はこちら。

⇒第144話　怒り