第154話 心配事
*ネタバレ・画像バレがあります。お気を付けください。
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前回のお話はこちら。⇒第153話 たまの晴れの日
腹ヘリ一行のある夜。
ゼノが空都へ行きたいと
言い出した。
どこかへ行きたいと
ゼノが言うことは珍しいので
一行は理由を尋ねる。
まだ本調子ではない
ジェハ、キジャ、シンア。
3人が緋龍城の近くに行けば
回復するから、と話す。
なぜ緋龍城に近いと
四龍は回復するのか?と
ユンが聞くと、
緋龍城は
龍神の加護が強いところだから、と
ゼノが答える。
緋龍城には
緋龍王の霊魂を祀る廟があり、
神官弾圧のときにも危なかったけれど
さすがにユホンも
その廟には手出しできなかった。
その廟が
四龍を癒す力がある。
もちろん緋龍城にある廟に行くことは
危険だが
空都の近くで療養できれば
十分だとゼノは言う。
話を聞きながら
ヨナは昔のことを思いだしていた。
昔、父イルに連れられて
緋龍王の廟に
よく出入りをしていたヨナ。
キジャが
どんなところですか?
と尋ねる。
霊を祀っているけれど
怖くなく、温かさを感じる場所で
小さい頃はそこで遊ぶのが好きだった。
そして
一度だけ
スウォンを連れて入った・・・
イルは普段とは違う雰囲気で
スウォンに
足を踏み入れていい場所じゃない
と言い放った。
そこまで回想して・・・
ハッとするヨナ。
様子のおかしいヨナに
ユンが声をかける。
ジェハ達には早く治ってほしいから
移動は賛成、と答えると
明日の出発が決まった。
昔の記憶。
めったに怒らない父の
らしくない言葉と
スウォンだけが怒られたことが
とても悲しかった。
けれどもスウォンは
不満も漏らさず
二度と廟に近づくことはなった。
なぜ父上は
スウォンが廟に入ることを
拒んだのか。
次の日。
移動のために布を運んでいたヨナは
傷の手当てをしていたハクにぶつかってしまう。
包帯を巻いていたハクを見て、
自分が包帯を巻きたい、と
ヨナは申し出る。
包帯を巻きながら
空都の近くに行ったら
暗黒龍も回復するといいのに、と
ヨナが言うと
ハクは笑った。
けれど、
そのあとにふと沈黙が流れる。
ハクはヨナの手首をつかみ
やっぱり自分で巻こうかな、と言い出す。
だめだった?と聞くヨナに
自分にあまり触らない方がいい、
手を握るだけじゃ済まなくなるんで、と
サラリとハクは言う。
それを聞いたヨナは
真っ赤な顔で包帯を落としてしまう。
空都の城下町
情報屋の集まる酒場では
オギが覇気がなくふさぎ込んでいた。
一人の情報屋が
先日の真国との和平会議に
ヨナ姫が大きく関わっているという噂が
空都に広がっている、
しかもヨナは伝説の四龍を従えて
真国に降臨したと
民衆はさらに噂しているらしい。
と話していた。
そこへ
リリがやってくる。
オギが待っていた人じゃないことに
落ち込んでいると
オギには不似合の簪をつけていることに
リリは目を留めるが
その簪を見て
リリがヨナのものだと気が付く。
どこで手に入れたのか、と問うリリに
もらった、とか
はぐらかすオギ。
この簪はあの子のものよ!
とリリが確信を持って言うと、
ヨナと知り合いなのか、
とオギは落ち着いて話し出した。
この簪はヨナに協力をした対価として
ヨナが置いていったもので
スウォンは
直接本人は来なかったが
オギがヨナに協力をしたことを
知っていること。
そしてこれから先も
スウォンが来ることはないであろうこと。
薄々わかってはいたが
ヨナに協力をしたら
もうスウォンに会えることはない。
王家にとって目障りな存在の
ヨナに協力したと知られたら
いつ殺されてもおかしくない。
スウォンはオギを守るために
関係を切った。
単に用済みだったかも、と
突っ込むリリ。
落ち込みMAXになるオギ。
小さい頃から知っていて
何でも知りたがるが
自分のことは一つも話さないスウォンを
オギは心の底から心配していた。
そこでリリは簪を買い取ることにした。
ただし、
手持ちがないのでしばらく預かっていてほしいこと、
あと負けて欲しい、と言う。
なにぃ!?と言い返そうとするオギに
リリは
その代わり、スウォンが元気にしているかを
時々伝えに来る、
情報は有料でしょ?と
提案する。
その提案に乗るオギ。
そして礼を言う。
緋龍城に戻ったリリは
スウォンが不思議な行動をしていたので
付いていく。
玉座の間の地下にある空間にたどり着き
声を出すとスウォンは驚く。
ここは何か?とリリが聞くと
緋龍王の霊魂を祀る廟であると
スウォンが説明をする。
一度止められたから
どんなところかと思ったら
こんなものか
とスウォンはつぶやく。
一方、彩火城では
テジュンがキョウガに
烽火の件について
問い詰められていた。
見間違いや上げ間違いでやり過ごそうと思っていた
テジュンだが
先代の反乱で信頼が地に落ちている今
再び不祥事を起こすことは
絶対にならない!と
キョウガの怒りは収まらない。
とりあえずヨナの希望は叶い、
自分の役目は終わった。
あとはどうごまかすか・・・
と、どんどん盛っていく口に
もうこの際ちょっとでもいいから
戒帝国が侵入してきてくれないかな・・・・
なんて思っていると
戒帝国側から
敵が火の部族領に
進行してきたとの
報告が入る。
<感想>
今号は巻頭カラーです。
絵が美しい・・・!!
ヨナとハクの今の関係がよくわかる絵で
たまらないです!
ぜひ!これは生で見て欲しいです!
さて、お話のほうですが
物語の核心に近づいて行っている感じが
ビンビンしますね。
スウォンやイル陛下の行動、心の動きも
少しずつ見えてきていますね。
わくわくと
終わりに近づく・・・
なんとも言えない感じです。
オギさんがあそこまでスウォン大好きだったのに驚きましたが
それだけ付き合いも長かったんですもんね。
スウォンにも救いの手があってほしいとも
思いました。
緋龍王の廟がとても気になります。
ヨナとハクも気になります。
なんて思っていたら
テジュンの登場に
一気になんだろう・・・・
黄色な感じになって・・・・
うれしくなりました(笑)
愛すべきキャラクターだ、テジュン(笑)
またシビアな動きになっていきそうですね。
次号も必見です。
次回は2月20日です。
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このお話がまた番外編なのですが
今のヨナたちをよく表していて
少しうるっとほっこりします。
ぜひご覧ください♪
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