第139話 泥濘の中を
*ネタバレ・画像バレがあります。お気を付けください
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前回のお話はこちら。
真国との国境に現れたハク。
矢を撃ち落としたハクにどよめく真国の兵士たち。
「何者だ?」
「通りすがりの暗黒龍です」
そして、ハクの登場に喜びのあまり抱き着く風の部族の人たち。
ムンドクは風牙の都を守っていて不在。
「お姫様は?」と聞くヘンデに
「…今は別行動」と答えるハク。
「喧嘩?」と聞くヘンデに
「いや、ケンカしてませんよ。
寧ろとっても・・・」
と大真面目に答えようとするヴォルド。
止めるハクに
「恋人なんだから照れずとも・・・・」と言うヴォルド。
「恋人じゃねえし」というハク。
驚くヴォルドに
口止めをするハクだが、テウやヘンデが大騒ぎ。
どつき合いを始めた風の部族に
またあっけにとられる真国の兵士。
すると、その兵士の一人がヴォルドに気が付き、声をかけてくる。
五星最強の剣士として
弟子も多く取っていたヴォルドは真国では有名人だった。
(と、自分で言っちゃうヴォルド)
なぜ高華国の人間といるのか、と責められるヴォルドだが
誤解と解こうと説明をするが
タオ姫に付いているヴォルドに
タオ姫は何も分かっていない、
高華国がどんな卑怯な手を使って陥れてくるかわからないのに・・・と訴える兵士。
そこへハクが
「たしかに高華国の王、スウォンは信用ならねぇな」
と口を開く。
切れ者で必要とあらば卑怯な手も使う。
ただ、大義なく真国の人をを虐げるなんて
馬鹿な真似はしない、
そう話すハク。
静かになる兵士たち。
ヴォルドは今の現状として
スウォンが2万の兵を集めていること。
それを食い止めるためにヨナが動いていること。
コウレンとの約束のもとで動いていること
スウォンと交渉し、出方によっては開戦を待つという話になっていることを話した。
戦になるまでやることもないし、
ピリピリしてても疲れる
雨も降っている、と話すハク。
緋龍城では
火の部族の狼煙が上がったので
事によっては援軍を送らないといけないので
空の部族はしばらくは真国へ向けられない状況になった。
ただ、ほんの少し引っかかるような、というスウォン。
真国の件は後回しにするのか?というジュドに、
「・・・そういう訳にはいきませんよ」というスウォン。
一方、空都に戻ってきたヨナは
城に戻るミンスと別れる。
真国のサンサンへ戻ろうとするヨナだが
落ち着かない。
戦は延期されて、
あとはスウォンやコウレンをどう説得するか。
そう考えるが、
”3日後進軍”とまで急いでいたスウォンに
疑問が残る。
自分がスウォンならどうする・・・?!
「水の部族軍が 出てくる・・・・・・」
真国国境近くの街
サンサン
宴会を始めた風の部族に
真国のヨタカ、ミザリがやってくる。
いきなり攻撃をしてきたヨタカに対応するヴォルド。
「戦をすれば真国は焦土と化す
コウレン殿下は民と共に滅びても戦うおつもりなんだぞ!!」
自分たちと共に滅びる・・・
自分たちを道連れにするつもりなのか・・・・・
兵士たちの間に動揺が広がる。
「負けませんよね?」そう聞く兵士に
ヴォルドは「五星で首位の戦闘力を持つアルギラでさえハク様には勝てない」と話す。
さらに「高華国に化け物じみた力を持った四龍と呼ばれる方々がいる」
そう話すヨタカ。
「あの化け物たちは大したことなかった」と言い出した兵士が
ミザリに剣で傷つけられてしまう。
咎めるヨタカに
「だってこの人、偉そうに言うから
そんなに言うなら強いのかなって」
と悪びれる様子もないミザリ。
そこへ風の部族が
傷ついた兵士を処置するべく駆け付ける。
領土に侵入したと咎めるヨタカに
「この人たち死にかけてんのよ?!あんたの仲間でしょ
領土なんてクソ程どうでもいいわ
ボケっ!!!」
と啖呵を切るアヤメ。
この様子を見ていて
兵士たちはコウレンが真国の王にふさわしいのか
疑い始める。
コウレンの前で
先ほどの件を咎められるミザリ。
しかし
「僕は何がいけなかったんです?」
ときょとんとしているミザリ。
あの人たちは弱かった、
戦場に出たら、あっという間に死んでしまう。
ならば、今死んでも同じ。
高華国の人を傷つけられず、
コウレンの盾にすらなれずに死ぬ。
「これから始まる戦はそういう戦ですよね?
弱い奴は今生きてても、死んでても同じです」
だから四龍の力があれば、
ずっとコウレンを守れる。
自分を拾ってくれたコウレンの役に立つ。
「戦でみんなは死ぬけど
コウレン様が最後にはきっと
笑ってくださるはずだから!!」
<感想>
前半の風の部族がかわいくて、
もう・・・・・・・・・
風の部族に入りたくてしょうがなかった・・・!
そこからの後半、真国のあまりにもいびつな形に
鳥肌が立ちました。
しかもミザリのあの狂信的な目・・・・・
コウレンの絶望にも似た、
頭をガンっ!!と叩かれたような衝撃。
ジェットコースターのような展開と
ヨナがスウォンならどう考えるか?と考えて
出した行動。
物語がどんどん動いて行っているのを感じます。
どうか、最後は救いがありますように、と
願わずにはいられません。
次回は5月2日ですね。
お知らせにヨナがない・・!と思ったら
イラスト付きで紹介されていて焦りました。
次号も楽しみです♪
そして今日発売です!!
イラスト集付き!!
これは手に入れておきたいですね^^
◆◆暁のヨナ 23 イラスト集付き限定版 / 草凪 みずほ 著 / 白泉社
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