第138話 撹乱
＊ネタバレ・画像バレがあります。お気を付けください
前回のお話はこちら。
火の部族カン・テジュンの元を訪ねたヨナたち。
ヨナは現在の真国との状況などを説明し、
真国との戦を避ける方向へ、協力を仰ぐ。
ただし、協力をすることでテジュンの立場は危うくなることも考えられるので
よく考えて、、、
というヨナに、
テジュンは「やります」と即答。
これには、元々テジュンにいい印象がなかったミンスもさすがに心配に。
しかし、テジュンは「問題ない」と揺るぎない。
以前、ヨナたちがもたらしたイザの実が収穫でき、
火の部族にとって、希望の実である、と。
火の部族の恩人であるヨナに
恩を返したい、お役にたちたいといつか夢見ていた。
緋龍城では、国王スウォンに
火の部族から烽火が上がったと報告が入る。
火の部族からの烽火は、
北戒及び千州からの侵略があった際に上がる合図。
つまり、リ・ハザラが協定を破り攻めてきたということ。
真国への戦へ向けて、防備が手薄なときを狙ってのことならば、
少し早いが納得が行く。
そう、思案するスウォンの元へ
真国出立への準備が整ったとの連絡が入る。
一方帰り道のヨナたち。
無事に烽火が上がったと、
オギの仲間から連絡が入る。
「これでしばらくは動けない」
ミンスは、そう話すヨナの表情に
これまでどれだけのことを経験してきたのだろう、と
ゾクっとする。
ただ、仲間や目に映る人たちを助けようとするヨナに、
自分やテジュンを始め、みんなが動かされていく。
それは国王すら気がついていないことかもしれない、と
ミンスは思う。
捕らえられた四龍とユンには、
ミザリから肉や薬草が大量に差し入れられる。
ユンは、食事はありがたいけど
どうしてここまでしてくれるのか、
訊ねる。
そうするとミザリは
「そこの緑の人と白い人
五星に入りませんです？」
と言ってきた。
そこへコウレン姫がやってくる。
タオ姫が自分の命と引き換えにしても
四龍とユンを助けてほしいと懇願してきたと話す。
ミザリの言うように、自分に降れば、
ここから出してやらんこともない、
そういってくるコウレン。
コウレンはヨナはここを経ってから
一週間以上音沙汰がないので、
逃げたか、スウォンに殺されただろうと話す。
ゼノは
「娘さんはだたの女の子じゃないから
四体の龍に愛されて生まれた緋龍の子だから
龍神達の緋龍愛をナメない方がいいから
その気になれば
天をも味方につける」
と言う。
膠着状態の風の部族と真国の兵士たちのところへ
雨が降りだす。
外套を持ってきたアヤメが、
「真国の人もいる？」と声をかけると
真国の兵士が矢を放つ。
そこへ
「仲良くやんのが風の部族の十八番だろうが」
ハクが駆け付ける。
＜感想＞
物語が、ぐっと動き始めてきましたね。
今までヨナたちが蒔いてきた種が一気に、ここにきて芽吹いていく感じで
わくわくしてきますね。
佳境に入ってくる感じで目が離せません。
スウォンのモノローグも入ってきて、
これから色々明かされていくのでしょうか。
終わるのはさみしいですが、何だかエンディングに近づいていっているように感じます。
次号はおやすみです。
次回のお話はこちら。
[…] ⇒第138話 撹乱 […]