第146話 都合に合わせた正義を盾に
*ネタバレ・画像バレがあります。お気を付けください。
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前回のお話はこちら。
真国との国境の柵を越えるテウ。
そのまま歩き、
地面に刺さった槍を引き抜く。
あっけにとられていた反戦派だが、
我に返り、
動くなっ!と威嚇する。
剣を構える反戦派に対し、
ゴビは
高華国の民と事を荒立てるな、
スウォンとはうまく付き合っていかなければならぬ、
と諌める。
ゴビはテウへ
武器を投げて我が国に侵入とは良くないな
ここは遊び場ではないのだよ
まだ子供とはいえ
誤解を招きかねない
そう諭すように話す。
テウは
そいつは悪かったな
でも暗殺かなと思ったら
とっさに槍を投げてしまった
ヴォルドの知り合いみたいだったし
そう答える。
それを聞いて表情がこわばるゴビ。
倒れこむヨタカに
大丈夫か?と振り返るテウ。
そのやり取りを見ていて
殺るしかないのでは?
雑魚一匹、今ならだれも見ていない
とゴビに持ちかける反戦派。
剣を構える反戦派にテウは向き直り、
おっさん達反戦派なんだろ?
ヴォルドって人とずいぶん違うな
そう話し出す。
真国の事情はハクから少し聞いているが
反戦派ってそんな簡単に武器を持って
人を刺すものなのか?
開戦派の兵士のほうがまだ迷いがあった
殺意とか
そこまで話したところで
ゴビは
「騒がれては困る
一撃でやれ」
と指示を出す。
対峙するテウ。
そこへ
「おーーい
テウ将軍
そこで何やってんのー?」
と、ヘンデとノブが柵から声をかける。
将軍?!こいつが!?
と驚くゴビたち反戦派。
反戦派が剣を構えている姿を見たヘンデとノブは
「ウチの部族長に何か用ですかぁーーーー?」
「ふざけたマネしてっと
大根の隣に仲良く埋めんぞ
コラ」
と怒り心頭な戦闘モード。
テウは、その二人を制して、
ヘンデにはアヤメを呼んでくるように伝え、
ノブにはヨタカを運ぶから手伝ってくれ、と言う。
介抱しようとするテウたちに
勝手なことを・・・!と
止めに入ろうとする反戦派に、
将軍ならば話は別だ
殺したら面倒なことになる
とゴビは後を追うことを止める。
そこへ
四龍が出た、とゴビへ報告が入る。
引き上げていくゴビ達に
待て・・・っ
と食らいつこうとするヨタカ。
ハクとヨナがコウレンのところにはいる
高華の雷獣の側は
千の兵に守られるよりも安全なんだ
あんたはヴォルドって人の知り合いみたいだから
助けといた
死ぬなよ!
とテウはヨタカに声をかける。
ヴォルドなんてやつは・・・・
知らん・・・
そう言って気絶するヨタカ。
真国の野営地では
高華国が迫っているというときに
ヨタカがいなくなった、と騒ぎになっていた。
ネグロもコウレンも屋敷にいないと聞いた、
と動揺が広がる。
そこへ
「彼らは逃げたのです」
とゴビが現れ、言い放つ。
強気のコウレンも
高華国の軍事力に敵わぬと雲隠れした
そう話すと、
ミザリの件から
コウレンには王としての資質に疑問を持っていた
と言い出す兵士が現れ、
言葉が無礼すぎるぞ!
とナムセク将軍は剣を取り出す。
コウレンを支持するものは
すぐに暴力に訴える
結局血が見たいだけなのではないか?
と煽る反戦派に
剣を抜くナムセク将軍。
将軍に加勢する兵、
止めに入る兵。
ミザリに恨みを持つものも煽られ
立ち上がる。
混乱の中、
卑怯なコウレンを捜しに行こう
タオを捕らえ、どこかに隠れているかもしれない
高華国の化け物も
コウレンの手中にあるという
高華国の怒りを鎮めるためにも行こう
心を入れ替えれば
きっと神はあなた達を救ってくれる・・・
そう説くゴビ。
ヨナに支えられていたハクは
少し眠っていた。
ヨナに声をかけられ
気が付くハク。
ヨナはハクに
自分におぶさって、運ぶから
と言う。
ツブすぞ、と言うハクに
大丈夫、これでも強くなったから、と背中を向けるヨナ。
じゃぁと寄りかかると
あっけなく潰れるヨナ。
そんなじゃれあいに
「バカやってないで行くよ」
とユンのツッコミが入る。
少しすねたようなヨナに
ハクは声をかける。
シンアを支えていたゼノが
ふと見上げて
シンアが
「・・・ゼノ?」
と声をかける。
何か嫌な空気
ちょっと前
戒帝国金州で敗残兵が押し寄せてきたときにも
感じたことがある
たくさんの人間の
不安と憎悪が入り混じった
どす黒い感じ・・・
そう話すゼノ。
野営地が見えてきて
ヨタカを捜そうとすると
野営地前には多くの兵士と反戦派が
こちら側を睨んでいる。
その異様な空気に
立ち止まるヨナたち。
そこへシンアの首に縄が投げられ
まだ身体が麻痺しているシンアは捕らえられる。
捕まえたぞ!
高華国の化け物・・・!
捕らえられたシンアに続き、
ゼノ、キジャ、ジェハも同じように首に縄をかけられ捕らえられる。
力が出ないキジャも抵抗が出来ない。
四龍を珍しそうに見る真国兵士や反戦派。
「何をするの!?」と
慌てるユンに
「あまり乱暴に扱ってはいけない
化け物とはいえ
高華国のものなのだから」
とゴビが姿を現す。
対峙するコウレンに
あなたがタオを捕らえ
ミザリを使って
民を恐怖で押さえつけたので
真国はボロボロですよ・・・・
民の目を見てください
これがあなたが暴虐の限りを尽くした結果だ
とゴビは話す。
民を見て、
コウレンは
「・・・四龍は・・・
彼らは関わりない
放せ」
と伝える。
ではなぜ捕らえた!?
四龍の力を利用し、人質にして
高華国に対抗しようとしたのでは!?
と問い詰めるゴビ。
そこへ
ヨタカが四龍たちを捕らえたのを見た、
と民が話し出す。
暴力で押さえつけ、
従えようとした
実にあなたらしい
そうコウレンを皮肉るゴビ。
「ゴビ神官
あなたこそ暴力を・・っ」
と声を上げたタオに
「タオ姫
ご無事で・・・・
全てはあなたをお守りする為・・」
と言うゴビ。
「ヨタカはどこだ?」
と厳しい目で問うコウレン。
ヨタカ?
さぁ・・・
自分たちもずっと捜している
ネグロもミザリも姿を消したという・・
戦を前に怖気づいたのではと
「黙れ」
「命を賭して闘ったわたしの部下を
これ以上その口で汚すのならば
今すぐに
その首で贖ってもらう」
弓を構えるコウレン。
すぐさま同じく弓を構える反戦派に
ハクも大刀を構える。
そこへ
「待って!
双方武器を収めて!」
とコウレンの前へヨナが立つ。
一斉に放たれる弓。
そのとき、
捕らえられたキジャ、シンア、ジェハ、ゼノから
龍が現れ
ヨナを弓から守る。
その様子に驚き立ち尽くす、
ヨナたち。
<感想>
なんだか・・・なんだか・・・・
どんどんどんどん悪い方へ転がっている感じで
見ていて胸が苦しくなります。
まさに「都合に合わせた正義」を振りかざしての行動で
大好きなキャラクターたちが傷ついていくのを見るのは
ツラいですね・・・・
シンアーー!!
首に縄って・・・!!ひどい!!
と思ったら、すぐにゼノもキジャもジェハも・・・!!!
もう泣きそうです。
しかしすごいのは
そんなどシリアスな展開の中でも
息の抜けるシーンがあるところです。
これは作者さん秀逸だと感じるところの一つです。
テウに声をかけたヘンデが
反戦派をみての変わりようと、
ノブの大根~のくだりは笑わせていただきました・・!
そして気になるのはハクの話したいこと。
風の部族を守りたいから戻りたい、とか
スウォンと共闘についての何か、とか
いずれにしてもヨナのもとを離れる、とか
そんな話だったら・・・・
家族である四龍にヨナは任せられると思ってる・・・・とか・・・・
あぁ・・・・
四龍と言えば、
力をそんなに使いまくって
みんな命は大丈夫なのか・・・
ただでさえ四龍は短命だっていうのに・・・・
ゼノがみんなの名前を呼ぶのが
お別れの時なんてやだ・・・・・
と、心配や不安でいっぱいになってしまいました。
次回は9月20日です。
今月号もヨナのドラマCDがついています。
380円でマンガも読めて、CDまでついてくるなんてすごい・・・!!
エピソード的にも大好きなお話なので
あとでじっくり聞きます♪
買えるのは19日までです。
CDのために今月号だけ!というのも
アリ!!
なくらい豪華です♪
よろしければぜひ♪
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そして・・・・
行ってみたかったサイン会。
行かれた方はいらっしゃるでしょうか?
次もどこかでやってほしいなー・・!!!
サイン会は24巻発売記念で行われました。
またあるのを期待したいところです!!!
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