第141話 威
*ネタバレ・画像バレがあります。お気を付けください
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前回のお話はこちら。
スウォンと遭遇したヨナ。
そこへジュドもやってくる。
兵士が動揺をし、詰め寄ってくるのを
ケイシュクが諌める。
スウォンは、まさかこんなところまでヨナが来るなんて・・・
と驚き、
ハクがいないことを疑問に思う・・・・
するとヨナが
「彼はタオ姫の従者アルギラ」
と話し、
ハクの不在を告げる。
スウォンは
仲間が真国に捕らわれていると聞いたが
ハクも・・・?と考え、
ハクが不在でも
戦を止めるために命懸けで
ここへきたのか
そう思う。
話がある、そう話すヨナに
もう返答済みなので話すことはない、
そう答えるスウォン。
このやり取りを見て、
ケイシュクは
スウォンがヨナの生存を知っていたばかりか、
前々から接触をしていたのか・・・・と動揺する。
ヨナは、真国を武力で抑え付けたら
憎しみの連鎖は止まらないことを訴える。
コウレン姫は戦での解決を望んでいる、
そう答えるスウォンに
コウレン姫は民を慈しむ心を持っている、
ほんとうは民を犠牲にしたくないはず、
そうヨナは畳みかける。
アルギラは
タオ姫がスウォンと一度話したいと話していたこと、
民の命が保障されるのなら、
条件次第では高華国の属国になることも甘んじて受ける、
そう話していたことを伝える。
スウォンは
それは願ってもないことだが、
次期国王はコウレン姫。
彼女が指導者である以上、戦は避けられない、と話す。
ヨナは
17年前にユホンが真国にした仕打ちを
スウォンは知っているのか、と尋ねる。
捕虜の首を真国の城門へ投げ入れたこと、
戦ではよくあること、
そう答えるスウォンに
ユホンのやり方を肯定するのか?とヨナは聞く。
状況によっては、
と答えたスウォンにヨナは
なぜユホンが王になれなかったのか、わかった、と
スウォンを見据えて話す。
その時初めて、
スウォンの顔色が変わった。
兵士に動揺が広がっているので
先を急ごうと促すケイシュクに
話しをしよう
と、ヨナが声をかける。
「あの日からずっと
あなたとまともに話してなんかいなかったのだから」
そう話すヨナを前に
彼女は何の手札もない、
立ち止まっている時間などない、
なのになぜ動けない
そう考えるスウォンの脳裏に
イルがいつか話した、
「あの子はね、緋龍王の化身なんだよ」
と言う言葉が思い出される。
「ひとつ、気になっていることがあります。
火の部族に・・・・何かしましたか?」
問いかけるスウォンに
ヨナは視線を外すことなく見つめる。
驚くスウォン、
そしてケイシュクは
「この者たちを捕らえよ!」と叫ぶ。
ケイシュクを止めるスウォンに、
「わかっております、
人目が多いここでは殺しません」
と答える。
ヨナたちは捕らえるだけにしておくように話すスウォンに
ケイシュクは危機感を募らせる。
今のヨナは城を出た時とはまるで違う。
火の部族の烽火に関わっているのならば尚更。
烽火を上げたことではなく、
ヨナの一声で火の部族を動かせることが問題、
そのような危険人物を
なぜ今まで行かしておいたのか
さらに
「その様子だと・・
あなたも知っていたようですね
ジュド将軍」
そうケイシュクがジュドに詰め寄ろうとしたとき
「何をしているの?
その子はわたしの友人よ
乱暴したら絶っ対許さないから」
そう言いながら、
リリが現れる。
水の部族長の娘とヨナが友人であることに
驚くケイシュクをよそに
リリは
「空の部族は城を追い出してもなお
ヨナ姫の命を奪おうとする恥知らずなの?!」
と声高に言う。
そこで、ヨナたちを囲っていた兵士が引き、
リリは、その反応から、
空の部族の中にはイル王暗殺に関わっているものもいるようだと
理解する。
リリは
ヨナがナダイを取り除くために尽力を尽くしてくれた
水の部族にとっての恩人であることを話し、
ナダイで家族を亡くしたものは、
ヨナに手を出すことは亡き家族を冒涜することになる、と
兵士たちに訴えた。
水の部族の兵士は
何と言う無礼を・・・・
ありがとうございます、
里のみんなに必ず話します、と
ヨナに感謝を口にしていった。
リリがヨナへ駆け寄り、
ヨナは
リリにお礼を言い、
スウォンに向き直る。
「どうか真国との平和的解決を」
なぜそれが通ると思っているのか、と聞くスウォンに
コウレン姫もタオ姫も民を犠牲にしたくないはずだし、
スウォンも夥しい数の死を望んではいないと信じたいから、
そう答えるヨナ。
スウォンは真国との会談を開くことを承諾した。
ただし、コウレン姫とタオ姫がその席に就くこと、
国内自治権、思想、信仰の自由は認めるが
外交と軍事の自由を奪うという条件を飲むこと。
これが会談を開く条件。
コウレン姫が戦いを挑んでくることも考えられるので
軍はこのまま真国へと向かうことにする。
この条件をヨナは了承し、
コウレン姫へ伝えるべく、真国へ向かう。
兵士へ動揺が広がる中、
リリは
このくらいでスウォンの地位は揺らがないでしょう?
スウォンも自分の恩人。
だからこそ大切なあの子を
スウォンの手で殺してほしくない。
そうスウォンに伝える。
一方、真国との国境
風の部族の野営地では
空の部族兵が来ないことが話題になっていた。
そんなとき、真国のほうに行列がやってくる。
ヴォルドによると反戦派のものたちで
主にタオ姫を支持している貴族たちとのこと。
タオ姫がコウレン姫に捕らわれていると聞いてやってきた、と
ヴォルドに話す、反戦派の貴族。
ハクをみて、
誰か、と尋ねる貴族たちに
ヴォルドは
高華国の元将軍であること、
タオ姫に協力し、両国の和平のために尽力をしていることを説明する。
「それはありがたい」
貴族はそう答える。
反戦派の登場で
開戦派も動揺をしだす。
ヴォルドは
開戦派の士気が下がっている今ならば
タオ姫の願いも叶えられるかもしれない、と意気込む。
そんな様子を見て、
ハクはなんか胡散臭い奴らだな・・・と感じる。
反戦派の貴族の登場、
真国へ急ぐヨナ。
様々な想いが交錯する。
<感想>
どんどん物語が動いていきますが
スウォンのモノローグが増えてきていることに気付かされます。
今までスウォン側の考えが伝わってこなかったので
これから徐々に紐が解けていくように
これまでのことなども明かされていくのでしょう。
楽しみなような、さみしいような・・・!
さみしいといえば、
やはりキジャ、シンア、ジェハ、ゼノ、ユンがいないことがさみしいです。
腹ヘリ家族が早く会えますように・・・・・!!!
さみしい分、付録のちみっこたちに癒されます。
ぜひ、さみしい腹ヘリファンの方々は
今月号を・・・・!!!
にしてもヨナのキリっとした顔が美しい。
リリもまた勇ましさと美しさがあって
あんな風に強くなりたい、と思います。
次回は6月5日です。
風の部族は空の部族が来ても
ハクがてっぺん!というところがまたいいですよね。
どうなっていくのでしょうか?
次回も目が離せません。
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