第149話 空しき名
*ネタバレ・画像バレがあります。お気を付けください。
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前回のお話⇒第148話 光よ消えないで
斬られたコウレン。
タオが叫ぶ中、
民の中には動揺が走る。
ゴビはコウレンにとどめを刺すように
指示を出す。
そこに、民を盾にしたゴビに
盾にされた民は
開戦を強行するコウレンを止め、
高華国の化け物、四龍を捕らえることが
目的だったはず、
コウレンを殺すなんて・・・・
と訴える。
真国の平和のため、
と丸め込もうとするゴビに
娘はコウレンを放そうとしない。
ゴビは痺れを切らして
刺客に剣を構えさせると、
コウレンは立ち上がる。
ゴビが生き生きしていると、
まだ自分は死ねない、
と思い知る、
そう言い、
剣を構えるコウレン。
その姿を見て、
真国の民たちは
安心する。
ヴォルドは
真国の民は恐怖と不安でコウレンに責を押し付けていたが
コウレン自身の死を望んではいない、
と確信する。
ハクは
自身が認めるほどの剣術の腕前のコウレンは
自ら前線に立つ覚悟をずっとしていたのだろう、
と話す。
タオはこうしてコウレンが、
大切な人たちが血にまみれ、
傷ついていくことが嫌だった、
と涙をにじませる。
ヨナはそんなタオの手を取り、
コウレンのもとへ行こう、と促す。
会談はコウレンとタオ二人がそろうことが条件であること、
今の二人ならば手を取り合える、と
話す。
迷いのあるタオに、
ここに来るまでにコウレンはタオを守っていたでしょう?
と話すヨナ。
ユンとハクに四龍を任せて
タオと共にコウレンのもとへ行こうとするヨナに
ハクも一緒に行くようにゼノが声をかける。
身体はまだ麻痺していたが
意識を取り戻したゼノは
四龍のことは気にするな、
娘さんの手を離すんじゃねぇぞ、
とハクへ言う。
死ぬんじゃねぇぞ、と言い残し、
ハクもヨナたちと共にコウレンを追いかける。
スウォンのもとへと進んでいくコウレンを止められずにいることに
いらだちを募らせるゴビに対し、
民たちは反旗を翻していく。
突き進んでいくコウレン。
その後ろ姿を追いかけながら
コウレンの後ろで闘える日を夢見てきたミザリは
喜んでいた。
まだまだずっと
このままずっと
ずっと・・・
そう思いながら倒れていくミザリ。
もっと時間が欲しい、
もっと背中を見てたい、
今後こそお役にたちたい。
コウレンを想いながら
目を閉じるミザリ。
振り返らなくていい、
でもたまには思い出してほしい。
そう考えながら
ミザリは息を引き取る。
突き進んで満身創痍のコウレンに
駆け寄るヨナ、タオ、ハク。
ヨタカとミザリについて聞くコウレンに
ヨタカは重傷であること、
ミザリは息を引き取ったことを伝える。
「・・・そうか」
とつぶやくコウレンは
自分もこの身体で出来ることはそう多くはないが
ネグロ、ヨタカ、ミザリが道を作ってくれた
だから自分の足で
高華国王の前に立つ、
と自身を奮い立たせる。
コウレンを筆頭に
タオ、ヨナ、ハク、アルギラ、ヴォルドが
スウォンのもとへたどり着く。
ハクがヨナとともに
真国側から来たことに
高華国の兵士たちはざわつく。
「真国と高華国の未来のために
ここに来た」
と毅然と話すコウレン。
そこへゴビが割って入ってくる。
スウォンへ
コウレンは高華国の神である四龍を捕らえ、
人質にしようとしていた、
会談の席に座る資格はない、
と訴える。
龍たちに乱暴をしたのは
ゴビの命令だ!と訴える真国民。
その事実は把握しているが
四龍と自分は関係ないので、
と伝えるスウォン。
衝撃を受けるゴビに
緋龍王、つまり緋龍城に住む高華国王スウォンを守るのが
四龍では?
神の力を欲しがらない王はいないでしょう!?
と訴えるゴビ。
生前イルが
ヨナは緋龍王の化身であること、
スウォンは違う、と言ったことを
思い出す。
そして、
神の力がなんだと言うのか?と
自分は人と人との対話をしに来た、
神などは何の役にも立たない、
とゴビに言い、
それでも食い下がるゴビに
自分とあなたは事簿が通じないようなので
お帰りください、
と告げる。
それらのやり取りを目の当たりにしたコウレンは
おなかの底から大笑いをする。
会談の前に手当てをしようというスウォンに
己の不始末、無用である、と
そして
口はまだ十分に動く、
と告げる。
高華国と真国の未来の話をする
会談が始まる。
<感想>
今月号は巻頭カラーです。
ヨナと四龍!
ハク、ユンがいなくて
5人だけって珍しい気がします。
絵はあいも変わらず美しいです・・!
ヨナの目が!
シンアの目が!
ゼノの目が!キジャの目が!
ジェハの目が!
今の状況の中での
感情をそれぞれ表しているようです。
見ごたえがあるので
ぜひ実際に見ていただきたい・・・!!!
さて、本編。
コウレンがただただかっこいいです。
怪我をしていても
ミザリもヨタカも
ガッツリ闘っていたので
どこか
なんだかんだと元気に会談の席にもたどり着くんじゃ、
先の未来にもコウレンのそばにいるんじゃ、
なんて思っていました。
リアルに・・・
そんなことは難しくて、
それがまた生きるということで、
だからゼノも四龍もユンも
もちろんヨナもハクも
みんなみんな必死で生きているんだ・・・・
とうまく言えませんが
衝撃も感じました。
今回、腹ヘリみんな深手を負っていて
またみんなで笑いあえる日が来るのかな、
と不安にもなりましたし、
でもそうなってほしいとも強く思いました。
スウォンはあいかわらず読めないところもあるのですが
もの悲しさも湛えているように感じます。
ハクの終わったらある話と
暗い目ももちろん気になります。
これから
少しでもみんなが笑顔になって行ける未来に
進んで行けますように、
そう願わずにはいられません。
来月もカラーです♪
そして25巻が12月20日に発売予定!
年末のお供に楽しみですね^^
そしてそして!
12月20日発売の花とゆめでは
またドラマCDが!!!
これは楽しみすぎますーーー!!
どのエピソードなんだろう??
次回は11月20日です。
なんと連載150回です!
記念プレゼントもあるとのことですので
必見ですね!!
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